
こんにちは、江南市すぎもと歯科・歯科衛生士の杉本です。
4月4日は 歯周病予防デー です!
いくつになっても食べたいものを美味しく食べるために、健康な歯は不可欠です。
歯周病は歯を支えている歯槽骨が次第に溶けていく病気です、初期のうちは自覚症状がほとんどなく進行していくのが怖い特徴ですが、『固いものが食べづらくなった…』というのも、歯周病の症状の一つです。
歯周病予防デーの今日は、少し前のデータになりますがサンスター(株)が実施した〈60 歳以上の男女312 人を対象にした歯と歯ぐきの健康が食生活に与える影響に関する調査 〉の結果をご紹介します。

対象者への質問は
Q『人生最後の食事として食べたいものは何?』でした。
その答えの第1位は
A『まぐろのにぎり寿司』でした。
*但し「現状の歯と歯ぐき」で選ぶなら…という条件付きでした。
そこで、
もしも、歯と歯ぐきが健康な状態だったら何を選ぶか…を聞いたところ、第1位は歯ごたえのある『厚切りのステーキ』が、『まぐろのにぎり寿司』を抜いて最も多かったとのことです。
この調査では、歯周病の症状が多い人のおよそ6 割が「やわらかいものを選ぶ」・「硬いものを遠慮する」こと、さらに「歯とハグキが健康なら、もっと食べたいものを自由に食べられると思う」と答えており、
歯や歯ぐきの健康状態で食べたいものが左右されている現状が浮き彫りになったという結果でした。
この結果から
歯周病の症状があると、「硬くて噛み切れないのでは・・・」 「歯と歯の間に詰まってしまって取れないのでは・・・」など、色々と考えて食べるものを選ばざるを得ない ということが分かります。
今の歯と歯ぐきの状態ではあきらめている人もいた『厚切りのステーキ』が、歯と歯ぐきが健康になったらぜひ食べたい食事!つまり、本当は一番食べたいもの!として挙がっているということです。
歯周病は『食事をする』という日常生活の楽しみであるべき場面にも、大きく影響を及ぼします。
食べたいものを、いつでも食べたい時に!というごく当たり前のことが困難になってしまうのは、つらいことですね゚(゚´Д`゚)゚

食べたいものが何でも食べられるためには、20本以上の健康な自分の歯が必要と言われます。
★80歳になっても20本以上自分の歯を残そうという「8020運動」の意味もここにあります。
そのためには、自身による日々のていねいな歯磨きそして歯科医院での定期検診を受けて、若いうちから歯と歯ぐきの健康を守っていくことが大切です!
4月4日歯周病予防デーを通じて、多くの皆さんに発信していきたいと思います☆.。.:*・
*この中での
▶ 歯周病の症状が多い人とは・・・
「歯が痛んだりしみたりする」「歯がぐらつく」「ハグキから血がでたり腫れたりする」「ものがはさまる」「口臭がある」 「粘るような不快感がある」「かみあわせがよくない」「抜いたままの歯が気になる」の8 項目のうち、当てはまる項目 が3 つ以上だった人。
▶ 歯周病の症状が少ない人とは・・・
上記8 項目に当てはまるものがない、あるいは当てはまると回答したものが2 つ以下だった人です。