歯磨きを頑張っているのに… 歯周病がなかなか治らない… 歯周病でお困りのすべての方へ

よくあるご質問

Q&A

Q1. 歯周病と歯槽膿漏とはどう違うのですか?

A1. 歯槽膿漏と歯周病は、基本的に同じ病気です。
歯ぐきから膿が出てくる症状があることから、昔は歯槽膿漏と呼ばれていましたが、今では「歯周病」の呼び方が一般的となっています。
その名の通り歯の周りの歯茎・歯を支えている骨などの歯周組織が冒される怖い病気です。

Q2. 歯周病はどんな症状がでますか?

A2. 歯周病の進行程度によって症状も変わってきます。

  • 歯ぐきがはれ、歯を磨いたりリンゴなどをかじったりすると出血します
  • 出血したり膿が出たりして口臭を感じる場合があります
  • 歯と歯の間に物が詰まるようになる。・歯が伸びた感じがする
  • 歯がうく、ぐらついてくる・硬いものが食べられなくなる   などです。

Q3. 歯みがきを頑張れば、歯周病は治りますか?

A3. 正しい歯みがきを続けることで、軽度の歯ぐきからの出血なら改善することはあります。
しかし、歯ブラシではとり切れない歯石やバイオフイルムと呼ばれるしつこい歯垢は、歯科医院で除去する必要があります。
ご自身での丁寧な歯磨きと歯科医院での処置との役割分担が必要ということです。

Q4. 歯周病は何歳位から起こるものですか?若い人でもなりますか?

A4. なんとなく歯周病は年配者のかかる病気・・・というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。
実は歯周炎の前段階ともいえる歯肉炎は幼少期から起こりうるものなのです。
また、歯周炎は痛みなどの自覚症状がほとんど無いために、発見が手遅れになることもしばしばです。20歳代の方でも、70%に歯周病の症状が見られると言う統計があります。歯周病を予防するために、子どもの時からの、毎日の丁寧な歯磨きと歯科医院での定期検診が重要です。

Q5. 今、痛くないのですが放置しておいたらどうなりますか?

A5. 歯周病の怖い特徴の一つが、自覚症状がないまま進行していくことです。
痛くなってからでは、取り返しの付かないことになることもあります。
症状のない今のうちから、きちんと歯科医院で検査を受けることをお勧めします。

Q6. タバコは歯周病が悪化する原因になるというのは本当ですか?

A6. はい、統計的にも喫煙者のほうが歯周病になりやすいという結果が出ています。
理由としては、喫煙によって血管が縮小して出血しづらくなり症状に気づきにくくなることや、同様の原因で歯周病の治りが悪くなることが挙げられます。

Q7. 飲酒は歯周病に影響しますか?

A7. 飲酒自体には、特に歯周病への影響はありません。しかし、飲酒後は歯磨きがおろそかになる方が多いため、その結果、歯周病の進行がすすむということは多いようです。
しっかり歯みがきなどしていただければ問題はないと言えます。

Q8. 歯周病にかかりやすいタイプの人はいるのでしょうか?

A8. 口腔内の状態や全身状態によっては、歯周病にかかりやすくなります。
たとえば歯並びが悪い方はプラーク(歯垢)が溜まりやすいため歯周病にかかりやすく、糖尿病の方も歯周病にかかりやすいという統計が出ています。また、白血球が少ないなどの遺伝子的に歯周病にかかりやすい方もあるようです。

Q9. 歯周病になりやすくなるような食べ物はありますか?

A9. 歯周病になるもっとも大きな原因は、歯に付着したプラークです。
そのため、プラークの原因となる糖分の高い食べ物は、歯周病を引き起こしやすい食べ物だといえます。

Q10. 歯周病予防に効果的な薬や歯みがき剤はありませんか?

ペリオバスター

A10. 現在、さまざまな歯磨き粉や洗口剤が販売されていますが、効果には大きな個人差があります。
一番重要なのは、薬品などではなく毎日の丁寧な歯磨きです。

なお、すぎもと歯科では歯周病予防の補助としてカビとり効果が高く口臭予防効果もある「ぺリオバスター」をお勧めしています。

Q11. 塩で歯ぐきをマッサージするのは、歯周病の予防になりますか?

A11. ご高齢の方の中には、塩を使って歯磨きをする方も多いようです。
確かに塩には多少の殺菌作用があるのですが、歯周病を予防するような効果はありません。
逆に粗塩などを使用すると歯ぐきを傷めることもあります。

Q12. 食後につまようじで歯の汚れを取ると歯周病予防になりますか?

A12. 歯周病を引き起こすのはプラーク内の細菌であり、つまようじで除去できるのは表面的な食べカスだけです。つまようじは補助的な道具だと考えて、歯磨きで予防するように努めましょう。
歯と歯の間にものが挟まる方は、歯間ブラシやデンタルフロスを併用しましょう。

Q13. 歯周病はどのように予防するのでしょうか?

A13. 歯周病を予防するためには、何よりもまずプラークコントロールが不可欠です。歯の周辺に付着したプラーク(歯垢)を除去し、細菌を減らすことで歯周病の進行を食い止めることができます。
歯の上側の歯垢は、毎日のブラッシングによって取り除くことができますが、歯肉の内側深く入り込んだ歯垢は、ご自身では除去できないため歯科医院にて清掃を行う必要があります。ご自身と歯科医院の相互の取り組みによって、歯周病を予防していきます。
治療後の良い状態を維持してゆくためには、メインテナンス・定期検診が何より大事といえます。

Q14. メインテナンスの間隔はどのくらいですか?

A14. 歯周病の進行具合、歯並びの状態や糖尿病など他の危険因子の有無などによって違ってきますが、1~3か月ごとの検診は必要です。

Q15. 歯周病はどうやって治すのでしょうか?

A15. 歯周病が進行し溶けてしまった骨は戻すことができません。とにかく症状を悪化させないようにする、今の状態を維持いてゆく、それが大事です。
歯周病の原因は何よりも歯垢=細菌です。歯周病になってしまったら、根源である歯垢=細菌をいかに減らしていくかが重要なポイントです。
歯科医院で細菌の量や種類によって、どういう治療が必要かを調べます。
その結果、歯周病菌やカビ菌が多い場合は、まず飲み薬やカビ取り効果のある歯磨き剤で菌をなくしていきます。それから、細菌の温床となっている歯石をきれいに除去していきます。
すぎもと歯科では、薬でなおす「歯周内科治療」を取り入れ、痛くない歯周病治療を行っています。

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