皆さんこんにちは♪すぎもと歯科・歯科衛生士の吉村です。
今、健康に関する様々な情報がメディアを通して届いてきます。
「歯周病」についても、以前とくらべると良く知られるようになってきました。
しかしまだ、「口の中だけの問題」と思っている方も多いようです。
歯周病も、最近よく言われる「生活習慣病」の一つなのです。そして、もはや中高年だけの病気ではないのです!今回は、Q&Aで歯周病についておさらいしてみたいと思います。
Q1 そもそも、生活習慣病とは何ですか?
生活習慣病とは、
脂肪の摂り過ぎや食べ過ぎなどのかたよった食事や、運動不足、ストレス、たばこ、お酒の飲み過ぎ・・・といった生活習慣の積み重ねが深く関係して起こる病気です。
高血圧・糖尿病・脳血管障害(脳梗塞・脳出血など)・ガン・心筋梗塞・狭心症などがその代表です。
そして『歯周病』も、食生活や喫煙など毎日の習慣が大きく影響しているという点で、生活習慣病の仲間とされています。
Q2 歯周病は誰もがなる病気なのですか?
右のグラフは、[男女別の通院者率上位5疾病](国民生活基礎調査より)を示したものです。
歯周病疾患・歯肉炎は、男性の5位に入っています。歯周病にかかっている人がいかに多いかということがわかります。
また、男女ともに多いのが「むし歯」です。
むし歯も歯周病も、ともに歯を失う原因となる疾患です。
歯を失う原因の
第1位・・歯周病 第2位・・むし歯 です!
*詳しくはこのサイトのトップページをご覧下さい。
Q3 歯周病の原因は何ですか?
歯周病の直接の原因はプラークです。
そのため、歯磨きを怠ったり、きちんとプラーク除去ができていないと、歯周病の原因となります。
また、口の中には、細菌が常在しています。
これらが増えすぎないよう、免疫によってバランスが保たれていますが、ストレスや疲労は、身体の抵抗力を低下させ、歯周病にかかりやすくします。
同じように喫煙も、歯周組織の免疫を低下させます。さらに、糖尿病や骨粗鬆症の人も、歯周病にかかりやすい傾向にあります。
このように歯周病は、「食生活」や「喫煙」などの生活習慣と深く結びついた「生活習慣病」なのです。
Q4 歯周病にならないためにどうしたらいいですか?
歯周病を予防するには、
1、歯に、プラークを付着させないこと。
2、プラークが付着しやすい状況を作らないこと
3、ストレス・疲労をためないこと
4、禁煙をする が大切です。
1、を心がけるには正しい歯磨きが重要になります。
そのためには、定期的に歯科医院を受診し、口腔内のチェックや歯磨き指導を受けること大切です。
2、では、間食をダラダラ摂らないことや、糖分の多い食品の摂り過ぎに注意する必要があります。
最近では、20歳代での発症も見られる歯周病。
毎日のケアで歯周病を予防しましょう!
★「歯周病は生活習慣病」のページもどうぞご覧下さい!
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